不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

【前編】餃子の街に行ってきた

毎年一度は自転車で遠出をしている。今年もそんな自転車の旅に出かけてきた。


あついうみに行ってきた(2017年11月5日)

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東京湾一周編(2018年8月27日)

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記事には書いていないが、過去に西は相模湖、熱海東と南は東京湾一周をしてきた。そして北は狭山湖(所沢)がこれまでの限界であった。各旅200km以上の移動をしているので、真剣に北限を目指すのならば目的地は餃子の街(検索対策)しかないということで、今回は思い切って自転車を使い日帰りで北の限界地を目指したのであった。

 

いつか行こうとは思っていたが、今月来月と休日も業務で立て込んでいる中で、この週末は天気的にも時間的にも行けると判断して突発的にねじこむ形で自転車の旅程を組み込んだ。思い立ったのは前の週末ではあるが楽しみ過ぎてその一週間はわくわくが止まらなかった


旅程と言っても日帰りなので旅自体は1日で済むのだが、翌日は体を休めるオフにしないと後が怖いので都合2日を要することになる。ある程度回復するまでが旅なのだ

 

 
当日は朝4時半過ぎに起床した。長旅は出発時間が肝となる。この早さがそのまま帰宅時間に繋がってくるので早ければ早い程良い。その代わり前日の就寝時間も考慮しなければならないのでこのバランスを考えなくてはならない。ちなみに前日はいつもより少し早い0時ちょっと前に眠った。次の日は休みということも考えれば4時間ちょっとの睡眠でも何とかなる。

朝はキットカットを齧り、5時にスタートした。本当はもう少ししっかり食べておきたかったが、前日の準備を怠ったために出発後に朝食本番を迎えることにして、出発前の食事は家にあったもので簡単に済ませた。

 

ちなみに今回のルールとして

 

  1. コンビニの利用禁止
  2. 自販機の利用禁止
  3. 飲食チェーン店の利用禁止

 

を掲げた。
長旅だとついつい頼ってしまう上記3種のサービスだが、ありふれたお店に頼ることでせっかく訪れた、場合によっては今後二度と訪れることのない素敵な出会いを逃してしまうかもしれないし、この3つを視界から除外することでもっと別の世界が見えてくるのではないかということでこれらのルールを掲げた。
まん中以外は1度つずつ破ってしまうことになるこれらのルールだが、詳細は後述ということにする。


6時半に一回目の燃料補給という名の食事休憩を取った。ここで第一のルールを破ることになる。早朝はどのお店も空いていない。地元の飲食店かスーパー辺りに期待したが、どこも少なくとも9時まで待たなければいけないが、そこまで待っていられない。
体力や空腹加減というものは不思議なもので、残り30パーセント程になると急激にその消耗スピードが上がる。なので疲れを感じていなかったりおなかが空いていなかったりしていても、理想としてはあと半分というタイミングで休憩を取っておいたほうが良い。朝はまともにご飯を食べていないということもあって、7時くらいまでには何かを食べておく必要があった。

そんな中で出会ったのがデイリーヤマザキだ。但し、普通のデイリーヤマザキではなく、ヤマザキパンの工場前のデイリーヤマザキであった。これは中々ない店舗ではないだろうか。調べてみたら全国に28箇所の工場があるので工場前の店舗も最大で28店ということになる。

とりあえずこれだけ長々と言い訳するくらいにはコンビニに入りたかったので開始1時間半で一つめの掟を破った。そこで食べた手作りのグラタンコロッケバーガーは最高であった。

 

 

 

 

 

ちなみに工場の前ということもあり、ここはホームセンターの一角か???と思うくらいの量の作業用グローブが売られていた。


デイリーヤマザキでは腹ごしらえだけ済ませて、その後は10時くらいまで住宅地と大通りをガンガン進んだ。グーグルマップをチラ見しながら進んだところ、分岐点が多すぎて何度も曲がるべき個所を曲がらずに行き過ぎたりしてしまった。時にはそのまま進んでその先の別の分岐点を曲がり、時には大きく通り過ぎた道をまた大きく戻ったりもした。行きについてはそんなに急いでいなかったし、最悪の場合でも翌日も休みなので時間を気にせずゆっくり進んでみることにした。


10時以降は新幹線の高架下と田んぼ道を延々と進んだ。同じ景色が続く。そして長い。今回の旅の1/3はこの変わらない景色だったのではないだろうか。狭い道を時折車がやって来てお互い気を遣いながらすれ違ったり、時期が時期だったので選挙カーが住宅地の方でわんわん叫んでいたりした。そして半分くらいは路面状況がよろしくなかったので基本的にはストレートだったにも関わらずそこまでスピ―ドは出せなかった。あまりにも長くて退屈でもう少しで心が折れそうだった。

途中にスーパーがあったので、これから餃子の街に行くのにも関わらず、お手頃価格の餃子を購入してすぐに食べたりもした

 

 

 

 


スーパーの駐車場に何台か目的地のナンバーの車が止まっていたので、ちょっとは餃子の街の要素が入っていたかもしれない。おいしい餃子であった。

 

長い道のりを経て14時に餃子の街に着いた。出発から9時間が経過していた。なぜか高校生がめちゃくちゃいて街が活気で満ちていた。そのせいか駐輪場も混み混みですぐに停められなかった。


目的地到着直前に帰り道のことを考えた。迷子になったりしながらも9時間で到着できそうだったので、帰りにかける時間はもう少し短縮できる可能性がある。滞在時間を1時間に抑えて15時に出発すれば24時には帰宅できるだろうし、距離の計算上、上手くいけば23時前後には戻れるかもしれないなんていうことをあれやこれやと考えた結果、15時出発を厳守し、日を跨ぐまでに帰宅することにした。

 

しかし前述の通り中々自転車を停めることができずに餃子の街到着後に大幅なタイムロスをした。それでも満車の駐輪場を巡った結果、一応空きのある駐輪場を見つけることができた。やたらと人が多い印象の街だ。

 

その後目的である餃子のお店に入ることにした。餃子のお店は何軒もあったが、どのお店が良いのかなどの情報は何も仕入れないままやってきたので、ここぞと思ったお店に直感を信じて適当に入り、普通の餃子と揚げ餃子を注文してみる。

期待値が高すぎたためか、途中のスーパーで買った餃子の方がおいしく感じてしまったのはここだけの話だ。
決してまずいというわけではないのだけど、90点のものを食べた後に88点のものを食べても感動しないのと同じで、しかも100点満点を期待されていたのだから尚のことそのおいしさは影が薄いものとなってしまう。それでも餃子の街に来て餃子を食べることができた喜びは何物にも代えることはできない。一生記憶に残り続けるだろう。

 

帰り道は後編に続く。