簿記2級関連の記事はこれがラスト・・・だということにしたい。
なぜなら合格さえしていればもう二度と簿記2級に言及することはないのだから。
万が一受かっていなければ年明けから勉強を再開するのだけど、そんなことはないように願うばかりだ。
さて今回は簿記2級のこれまでの総まとめ。ちょこちょこ書いてきたことだし、凡人がダラダラ長々と勉強していただけなので誰かの参考になるとも思えないのだけど、一区切りということでまとめることにする。
簿記2級の勉強を始めたのは4月のこと。もう半年以上も前のことになる。当初から11月の試験を目指すつもりでいたので最初はのんびりやっていた。
4~6月の二ヶ月で商業編のテキストパート
7~8月の二ヶ月で工業編のテキストパート
9月の一ヶ月で工業編の問題パート
10月の一ヶ月で工業編の問題パート
そして11月は半月で過去問パートを一周半
という感じでやってきた。
試験前最後の一週間は普段やるランニングすらお休みして可能な限り全ての時間を過去問を見つめる時間に費やした。最初の一周は手を動かしたが、残り一週間で取り組んだ半周分は解答例を見つめ続けて解法を頭に焼き付けることに専念した。
工業編のテキストパートから問題パートのすぐに移行したのは直前までやってきた内容を忘れる前に定着させる為。どうせ商業編は長い休止期間があったのだから後に回しても同じことだと思い工業編を立て続けにやつけることにした。
これのおかげで工業編の理解がかなり深まった。今回の試験の勝因と呼べるかもしれない。ここで徹底的に叩き込んだおかげで本番でも問4と問5にはそこまで困らなかった。
いずれにしてもテキストはほんの触りだけやっておけば良くて、
過去問 > > > 問題集 > テキスト
の順番に大事になってくる。
もちろんテキストや問題集を飛ばしてしまうと恐らく過去問を十分にやりこむことができなくなるのでテキストも洗っておく必要はある。
それでもテキスト辺りはなんとなくこなしておけば過去問を解いた際にわからない部分の理解度を深める為に使う程度に留めることができる。テキストは壁にぶち当たったときにこそ真価を発揮するものなのだ。説明書程度に使っておけば良い。実践あるのみだ。
それにしても簿記2級は出題が毎回いじわるで、問2と問3のいずれかで未知の問題を出してくる傾向がある。もちろん今回は特にひどい出題傾向であったけれど、良く見ると毎回過去の出題になかったものをぶつけてくる。
どうやら今回に限らず受験生の応用力を試している様なのだけれど、基礎が仕上がっていれば応用力に頼らずとも受かる仕組みになっている。
つまりは問1→問4→問5と解答してこの時点での満点である60点を叩き出せれば、残す問2と問3の計40点の内10点取るだけで合格できるという寸法なのだ。
この仕組みさえ知っていてある程度の勉強さえしていれば今回の試験は難なくクリアできた。だって問2が極端に簡単になっていたので問3を完全に取り損ねても合わせて80点を獲得できるのだから。
私の場合は働きながら、そして長期的にダラダラとやってきたけれど、ある程度時間に余裕のある人や集中して物事に取り組める人は二、三ヶ月もあれば合格点を獲得できるのではないかと思う。これは良くネットなどで見かける所要時間と一致する。
まれーに一ヶ月もあれば十分だという主張も見かけるけれど、ここまで行くと化け物じみているように思える。なにをどうすればこのボリューミーな内容を一ヶ月で咀嚼してものにできるというのだろう。実に不思議だ。
ともかく試験が終わったので結果は置いておいて、好きなことを思う存分やろう。自由って本当に素晴らしいね!