ペーパードライバーではなくなって軽く1年が経過した。
そして先週末、昨年受けたペーパードライバー講習のマニュアル版(MT車)に行ってきた。マニュアル車に乗るのも10年ぶりくらいとなる。
とは言え、マニュアル車用の研修と言うわけではなく、ペーパードライバー研修をマニュアル車で行うというものであったので、厳密にはマニュアル車の動かし方を学ぶような場でなく、「車はそれなりに動かせますよね?」という前提で受ける講習であった。
昨年はオートマ版を受けたのだが、その際も初心者向けの講習とは名ばかりで「発進と停車はそれなりにできるけれど、駐車などが苦手!」という方向けの内容であったので、ある程度は想定ができていた。
それでも今回は
自動車にまつわる企業が主催する講習
と言うこともあり、広大な敷地、つまりある程度安全が確保された状況で運転ができることはわかっていたので「仮にうまく発進できなくても何とかなるだろう」という軽い気持ちで受けることにした。
そもそも予約を入れたのが先月の中頃で、その際は定員が埋まっていたこともあって数名のキャンセル待ちがあった。「こりゃもう落選だな」と半ばあきらめていたのだが、先週の金曜日に突然「キャンセルが出たので枠が開きました!」とのことで急遽受講が決定したのであった。
だからこそ心の準備も何もあったものではなく、全ては10年ちょっと前の感覚に頼るしかなかった。
しかし受講した結果、ひとまず最低限の動作は何とか行うことができた。というわけで一安心をしたのであった。
エンストギリギリのガタガタ発進をしたり、時には停車時に仕組みを良く理解しておらずエンストさせてしまったり、ギアチェンジのタイミングが良くわからずに無駄に騒音を出したりと、とにかくめちゃくちゃであったことは認めるものの、それでも
動かなくて困る!ということがなかった
ので個人的には良くやったと思っている。
ハンドブレーキの下げ忘れで動かないというのは何度かあった。普段乗っているオートマと異なって手順が多いのでついつい忘れてしまうのだろう。つまり同じオートマでも各種スイッチの位置がちょっと違ったり、仕様が変わるようだったら、今回のマニュアル車での操作ミスと同じようなことが起こるのかもしれない。こわし。
それでも操作不能で詰んだ・・・という事態に陥らなかっただけマシだろう。
度重なるエンストによってセルフ車酔いが発生し、さらに当日の晩眠る際に全身がエンスト揺れを起こしているような感じがしてヤケに気分が悪かった。必要がなければもうマニュアル車に乗ることはないかな・・・。
とにもかくにも良い体験をさせてもらった。