不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

『AKIRA』という伝説を拝んだ

基礎を知っているとより深く知ることができるようになる。

 

 

説明書やガイドブックをどれだけ読み込んでもそれ自体を楽しめるということは殆どないけれど、そういった素養が備わることで楽しめるようになる物事が数多く存在する。

 

 

古い映画や小説や戯曲や漫画や絵画がそういった基礎的なものに該当する。

 

 

 

AKIRA』という作品もまさにそれだ。

 

 

 

たかだか32年程前と思われるかもしれないが、私の記憶がないどころか生まれる前に公開されている作品なので”古い”と形容することに少しの抵抗もない。

 

 

普段、映画の感想は別のブログに記載しているのだけれど、今作については汎用性のある知見を拾うことができたのでこちらのメインブログにまとめることにした。

 

 

 

www.movient.net

 

 

こういうのを見ているといかに伝説的な作品であるかがわかる

 さらに今回の鑑賞はこちらの方の影響も大いにある。

 

 

 

 

 

 

 noteでも触れたがトラさん(@tora0820)Twitterアカウントを定期的に拝見している。AKIRAは知らなかったけれど、特徴的な台詞に心惹かれるものがあった。

 

 

 

この作品が数々の作品の元ネタになっているということを考えると一気に重みが増す。この作品に限らず、古い作品・・・とりわけ伝説と称されている作品が後世に残す影響は計り知れない。

 

 

もちろん、その時代に受け入れられるぐらいの魅力もあるのだろうけれど、当時とリアルタイムとではその価値基準にゆらぎがある場合もあるので、現行の人々が当時と同じ状況で楽しめるかどうかは別問題である。

 

 

ちなみに映画版と漫画版はほぼ同時期に世の中に出ていて、漫画版の製作途中で映画版が作られたそうなので、途中までは似たような分岐を辿るけれど、中盤から展開に違いがあるそうだ。

 

 

漫画版まで網羅しないと真に『AKIRA』を楽しめたと言い切ることができないので、機会を見て漫画版も通ってみようと思う。

 

 

ちなみに漫画版は1冊1,500円近くして全6巻まで出ている。良くある漫画が1冊500円であることを思えば18巻程度の作品であることになり、さらに大判サイズなので1冊がかなり大きい。

 

 

中古屋を当たってみるか、漫画喫茶で済ませるか、TSUTAYAなどの貸し本屋で借りてみて近くの喫茶店で読破してみるのが近道だろうか。新品をいきなり買う気にはなれないかな。

ちなみにネット通販で調べてみると中古の全巻セットでも7,000円近くするそうなので発行からかなりの年月が経っているとは言え、『AKIRA』人気を侮ることはできない。

 

 

映画についてもう少し補足してみるとちょうど今ドルビーシネマ版でも公開されている。

簡潔に言うとかなり良い設備で鑑賞できるのがドルビーシネマの特徴らしい。都内だと銀座のみでの公開になっているが、全国でも数える程の映画館でしか実施されれていないので、ドルビーシステムを確認するにはもってこいの機会なのかもしれない。料金は銀座の映画館で2,500円程らしい。安くはないがそう驚く程高いわけでもない。

 

 

 

末筆にはなるが、『AKIRA』という作品自体への感想は、

 

 

サブカル好きが好きそうだな !

 

 

と言ったものである。

決して私も嫌いなわけではないが、その独特さに圧倒されたとは言え、人におすすめできるかどうかと問われれば好き好みが激しそうな作品なので声を大にしては推薦できないし、かと言って私自身も良かったのでまた観たい!!!と言える程でもなかった。

 

 

それでも内容をきちんと把握する為に2周回ってしまった程魅力的な作品であったし、2回観てもそれが無駄なことだとは少しも思わずに済んでいる。

 

 

それにしても子供役(?)に声を当てていた神藤一弘さん、中村龍彦さん、伊藤福恵さんは今頃何をされているのであろうか。

 

 

 

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