大河ドラマは基本的に本編とその解説番組がセットになっている。
その解説番組はそれなりに影響力を持っていて、その回にピックアップされた土地が観光名所として注目されることが多い。
そしてその観光名所の筆頭として大河ドラマ館というものがある。
これはその時々の大河ドラマの演目に合わせてタイトルロールが特に活躍する土地に期間限定の展示施設を設けるというもので、基本的にはその市町村やその土地に関連した組織が資金を出し合って設立されている。つまり観光目的ということで多額の税金が投入されているわけだ。
しかし、今回はそのドラマ館のある土地が解説番組で取り上げられていない上に、あと1ヶ月もしない内に番組自体も終了してしまうと言う。何なら仮にあと数回というこのタイミングで放送されたところで、この状況の中、遠方からわざわざ足を運んでもらうというのも中々難しいだろう。
詳しくは下記の記事に記されている。
戦国武将、明智光秀を描く大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」が放送終了の2月7日まで残り3回となる中、地域振興につなげようとドラマに期待を寄せる京都府の亀岡市が、作中であまり触れられていない。特に、ドラマ本編後にゆかりの地を紹介する番組「麒麟がくる紀行」では未登場だ。市は長年ドラマを誘致し大河ドラマ館開設や関連イベント開催に多額の税金も投じており、関係者はやきもきしながら次の放送を待っている。
引用元:「麒麟がこない」ゆかりの地に焦り 大河ドラマ館設置の京都・亀岡、紹介コーナー未登場(2021年1月24日の京都新聞の記事)
「あんなに税金をつぎ込んだのに、呼び込みすらままならないまま展示が終わってしまう・・・」
というところだろうか。
当事者からしたらたまったものではない・・・!と言いたいところだろうけど、その辺りは根回しが甘かったのではないかと思わざるを得ない。
でも流石にこの規模ならば
根回しくらいしているだろう
とも思う。これだけお金を注ぎ込んで、これだけたくさんの人を動かしておいて、それで一回もPRしませんでしたなんていうことがあるはずがない。
大人数の大人が関わっているのだから、流石にそこまで杜撰なことはしないはずだ。複数の団体が関わっているのであれば、ピックアップがほぼ確定している状況であっても、流石にNHKなりなんなりに直接ダメ押しの交渉くらいはしに行くだろう。
何か裏がある。
でもどんな裏なのかまでは想像が及ばない。敢えて放送しないことで喜ぶ人たちがいるはずで、その人たちへの配慮というのが線としては濃厚だろうが、これ以上の詮索は避けておく。
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