何回かに分けてやってくる量の雨や風がいっぺんに押し寄せたかのような、そんな台風がやってきた。
台風というものは根本的にそういったものなのだけど、これまではなんだかんだで首都圏を避けたり、夜の内にやってきて日常生活に支障をきたすレベルの爪痕を残すようなこともなかった。
とは言ってもは調べてみたら毎年それなりの規模の台風はやってきていて、定期的に死者を出したり、建造物を破損させたり、多くの人の足止めをしたりと被害は甚大だ。
首都圏ではないが、規模の大きいものとしては広島台風というものもあった。
数年にいっぺん「今回は大きくて怖いなー」というレベルの台風が来るのだが、今年は立て続けに2度もそういった種類の台風が来ている。
千葉県内で、ゴルフ場の鉄柱が民家に向かって倒壊したり、飛ばされた屋根の代わりにブルーシートを掛けたりと、私の知っている範疇でもきつい状況の続いている千葉の復興が続く中で、新たな台風が来ている。それが今回の台風19号だ。
早速、台風関連で風(竜巻)に飛ばされて亡くなった人もいれば、風に飛ばされた挙句川に流されて病院送りになった人もいるとのことだ。
言い方は良くないけれど、前回の大型の台風の影響で千葉に目立つ被害が出たという記憶が新しいので「今回はきちんと備えるぞー!」いう世間の気合いが見て取れる。
そのためか、コンビニやスーパーのパンコーナーの在庫が切れていた。その反面、不思議とカステラや冷凍食品や多少日持ちのするおにぎりなんかには手が付いていないのには驚いた。ツイッターなんかでパン不足が呟かれているためにみんながこぞってパンだけを買い求めたのだろう。
一昨日辺りから準備をしておけば良かったのだけど、うかうかしていたので昨晩慌てて準備をした結果、スーパーでまともな食材を買い求めることができなかったのでコンビニで4000円分の買い出しをすることになった。背に腹は代えられない。
冷食なりお菓子なりお茶なりを大量買いした。もちろんある物をありったけ買い占めてやろうというのではなく、この三連休のインフラが止まっても良いレベルの買い出しだ。節度は守らなきゃね。
自宅では物干し竿を外し、浴槽に水を溜め、念のためにお米を炊飯器でできる最大量炊き込んでおいた。
台風が過ぎた後の爪痕が浅いことを祈るばかりだ。