100キロ都市というものが存在する。
東京から100キロの地点に存在する地点のことで、東から順番に
が挙げられる。
この内の進捗としては
日の出をいち早く見ることのできる町:
未踏。
但しこの県を含む東京湾一周は達成済み(2018年)。
行かなくてもいっかなという気持ちもあるが平坦な道のりなのでいつか行くかも。
納豆の町:
牛久大仏までが最長記録(2017年)。
餃子の町と被るので如何せむ・・・と言った感じ。
日の出の町とトライアングルで結んで一泊で行くのもありかな。
餃子の町:
達成済み(2019年)。
100キロ都市で唯一踏破したと言える場所。
道は楽だったけど、帰りの外灯のない夜道が怖かった。
達磨の町:
今回!
(ちなみに)今年の頭に挑戦して失敗している。
ほうとうの町:
未踏。
記事にはしていないが距離的には折り返しという所までなら行ったことがある。
但し最初の峠を越えたところまでしか到達していない。
峠越えがメインになる。
帰路のことを考えると危険度が高いので今後もノーチャレンジになると思う。
ラブライブの町:
未踏。
その手前が最長記録(2017年)。
100キロを超える移動をしたのはこれが初の試み。
もう4年も前になるのか。
となっている。
このような感じでまぁまぁ行けていない。
今回はその中でも難易度の低い部類の達磨の町までの自転車旅に出掛けて来た。
片道100キロ、往復200キロの旅路となった。
前置きとして1点だけ。
宣言下ということもあり、感染防止対策は万全にした。観光目的ではないので、余計なところに寄るということもなければどこかに長時間滞在するということもなく、ただひたすら移動することを目的とした自転車旅であった。同じところに留まると言うのは最大でも飲食店で1人黙々と20分程食事をしていたくらいだ。
今回の緊急事態宣言については感染拡大の防止が何よりの目的であり、遠隔地の人同士が触れ合う機会を最小限に食い止めることを意図した政策であるので、マスクの着用・触れる部分(手指)の除菌の徹底をして実行した。移さず、移されないということを強く意識して挑んだ。
ここからが本題になる。
前述の記事にも書いたが、今回のチャレンジは今年の頭に一度失敗している。
早い話が
- 寒さ
- 携帯の文鎮化(これも寒さによるもの)
- 先の見えない夜道
の3点に翻弄されたので、今回は暖かい時期を狙い、なるべく外灯の設置されている道をチョイスした。道としては複雑な工程はなるべく避け、17号線(いわゆる中山道)をひたすら北上した。
たったそれだけのことなのだが、思った以上にきつかった。
今回の計画としては
都内・行(朝)→田舎・行(昼~夕方)→田舎・帰(夕方→夜)→都内・帰(夜)
というもので、この中の帰りの田舎道の夜の時間、つまり外灯が少ないような道の「夜の通行時間」をなるべく少なくしたいという思いがあった。暗くなりきるまでに都内周辺まで戻ってくることができればそのリスクを減らすことができるので、そこを目標に進むことにした。
5時30分(諸準備)
起床。
遅起きが続いていたのでこの時間に起きられたことが既に奇跡。
6時(旅立ち)
出発。
前回は3時前出発だったので明るさも気温も大分違い快適、心地良い。
~7時(知っている道と朝ごはん)
出発から1時間(=15キロ圏内)の道は大体把握しているので困るようなことは何もない。
ここで1回目の朝マックを食す。
~10時(知らない道に突入するもまだまだ都会だしまだ引き返せる)
知らない道をもりもり走る。
グーグルマップを駆使して17号を目指し、そして合流、後はひたすら直進。
陸橋を超える為に自転車を担いだりした。思ったよりしんどい。
ジャンクションの入口と出口の方向が異なるので迷いそうになる(迷わない)。
実はこの辺りで帰りたい欲求が最高潮に達していたがぐっとこらえた。
方向感覚を狂わせるもののひとつ。それは高速のジャンクション
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 14, 2021
~14時(田舎道をひたすら進み目的地に到達する)
二度目の朝マックを食す。
謎の看板に遭遇する。
ウクライナみのある麦(?)の道を通る。
そして14時に目的地に到着する。
山電がでかい!
同日の朝に二度目の朝マックを食すなどしている
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 15, 2021
道中気になったもの pic.twitter.com/bvApvhpthN
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 17, 2021
ウクライナみがすごかったところ pic.twitter.com/o2r6Tj7X4J
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 17, 2021
目的地に着いたことより感動したかもしれない。100キロポストはやはり良い pic.twitter.com/s5IxkKi35h
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 17, 2021
圧巻だった pic.twitter.com/PBAWoQxo8h
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 17, 2021
第一目的地に辿り着いた。まだまだ先は長い
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 15, 2021
~15時(第二の目的地を目指す)
目的地に到着した後、第二の目的地を目指す。
その辺りのコンビニでペプシを買い求め、駐輪場にてミルフィーユと共に流し込む。
千葉県出身の身としては感慨深い川を超える。
第二の目的地には15時に到着した。
第一の目的地は集客力のある交通の要所であり県内ナンバーワン都市。
第二の目的地には県庁がある。つまり県庁所在地。
自宅を出てから9時間で第二の目的地に到着した。
ここから帰路に就く。
糖分を多めに摂取したら体力がかなり戻って来た
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 15, 2021
ここにも流れているのか〜と改めて実感した pic.twitter.com/BSJ7GsV2RI
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 17, 2021
無事に第二目的地に到着した。6時から漕ぎ始めて合計100キロを軽く突破したのでこれから帰る
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 15, 2021
~19時(暗くなるまでに田舎道を抜けたかったし何とか思う通りになった)
暗くなるまでは止まらずに進む。
レトロチックなお店を発見する。
道端に看板の立っている程の謎の温泉を発見する(相当前に閉館している)。
同じ17号でも往路とは異なるバイパスを通る(見たことのない景色に焦る)。
牛がいる(牧場を通りかかる)。
段々暗くなってくるので心細くなるが全力で進み続ける。
往路で通過した警察署が帰路では異なる表情を見せてくれる。
本日初の食事(チェーンのラーメン屋)を取る。
お店を出るとはっきりと暗いと言える空模様になっていた。
ここにも流れているのか〜と改めて実感した pic.twitter.com/BSJ7GsV2RI
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 17, 2021
めちゃくちゃ気になったけど既に閉館しているらしい pic.twitter.com/BMxEDEcwoV
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構えていたらお寄りになってきた pic.twitter.com/isqLPLyHZx
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行きと帰りで異なる表情を見せてくれた pic.twitter.com/V8uBnjldBg
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 17, 2021
本日初のしっかりめの食事を取る。ラストスパートだ
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 15, 2021
~21時(田舎を抜けきったので後は夜道を安全に進むだけ)
食後はガンガン進むだけ。
ここまで来れば外灯のない道はもうないので急ぐ必要はもはやない。
途中でチェーンが外れるも人生初チェーン直しを速やかに行うことができた。
チェーンが外れたけど何とか直すことができた。人生初のチェーン直しとなった。火事場の馬鹿力であった
— 鷓鷺 (@syarokusuke) May 15, 2021
~21時30分(なぜか知らない道にいる)
この辺りでまたしても同じナンバリングの異なる道を進んでいることに気が付く。
携帯の残りのバッテリー量は40%程だったが後2時間ちょっとで自宅に着く計算だったので思い切って朝以来のナビ機能に頼ることにする。
~23時前(知っている道までもう少し)
ナビは17号を無視する難解な道を示し始めた。
ナビのつけっぱは携帯の充電切れをもたらす。
つまり携帯はゆるやかな自害の道を歩もうとしていた。
それでも何とか道のりを頭に入れ、ナビを消して突き進む。
~23時30分(知っている道に出て何とかフィニッシュ)
23時頃にようやく知っている道に行き着く。
そして陸橋の通過中にまたしてもチェーンが外れるが即直す。
先程の経験が活きた。
行きの陸橋のえげつなさが伏線となり二重の意味で襲い掛かって来た。
そして23時30分過ぎに帰宅した。
17時間30分の旅となった。
止まっていたのは数回のコンビニ休憩と1回のまともな食事休憩のみなので、17時間近くは自転車を漕ぎ続けていたことになる。 定期的なエネルギー補給が何よりのカギであった。
昨年は100キロを超える移動をしていなかったので、今年はしっかり当たることができて満足した。なんだかんだで4月後半~11月初旬という半年ちょっとが自転車のシーズンなので、タイミング次第では強行スケジュールを組まないと自転車旅ができなかったりする。今年は早期に取り掛かることができたので一安心だ。
次に行くとしたら千葉の東端か茨城の中腹かな。もしくは両方か。
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