不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

期待をしないということ

期待をしないこと、これこそが大人になるということなのではないか。ふとそんなことを思った。

仕事中、何年か前の自分とは明らかに違う発想で動いているということに気が付いた。もちろん知識や技術の面での成長はあるのでそういった部分は言わずもがな、効率的になっている。

しかし根本的な部分は何も変わっていない。相変わらず馬鹿なままだ。それでも何かが大きく変わったと感じた。何だろう。


しばらく考えてわかった。自分以外の何かに頼ろうという気持ちが明らかに減っていたのだ。他人を頼る気持ちが全くなくなったとは言わない。他人と関わりあってこその仕事だ。それでも誰か他の人の助けを過度に期待して曖昧に過ごすということはなくなった。

誰かの助けを借りられる場面でも、どうしても一人で達成できないとき以外は人の手に頼らないようになった。それは他人をあまり信用しなくなったからだ。裏を返せば自分を信頼できるようになったということにもなる。どちらかと言うと後者の方がポジティブな表現で、伝わり方としても正しいのかもしれない。自分を信用してそれを最善とすることで、他人への依存が減る

他人の善意ありきで進む仕事はその善意が失われた瞬間に立ち行かなくなる。そんなギャンブル的な仕事の進め方はよろしくない。それだったら初めから頼るべき部分とそうでない部分をきっちり分けて、頼るべき部分は善意ではなく責任を持ってして任せて、頼らないと決めた部分は自信を持って進めるべきだ。


期待しないというと突き放すような表現になってしまうが、根本的には曖昧な頼り方はしないということになる。いかなる場合でも成長を遂げようと思ったらこの辺りの発想が大切になってくる。まだまだ自分にも甘さがあるのでこの辺りを追求していく。自分に責任を持てるのは自分だけだ。