ちょっとずつ財布の紐が緩んでいる。
会社に入ったばかりの頃は節制に節制を重ねていたので、入社当初の安月給でも支出が上回るようなことはなかった。勿論、今も支出が収入を飛び出るようなことはないにせよ、支出額自体は増加傾向にある。
浪費するような趣味を持ち合わせていないので赤字に転落するような自体には陥らないものの、明らかに無駄遣いが増えた。良くも悪くも消費することへの抵抗が減ったのだ。
学生から社会人になったばかりの頃は貯金ができるかどうか不安に思いびくびくしながらお金を使ったものだが、今はある程度の贅沢は惜しみなくしている。
何年か前から書いているのだけど、食べなくても良いお菓子を買ったり、一人なのに外食をする機会が増えたりといったところが最たる原因だ。
多くの場合、贅沢が食費の増加に繋がっているというのが残念な点である。例えば服飾関係は実物が残るものだし、雑貨や家具については生活が継続的に豊になる可能性が高いのでその辺りは資産として手に入れておくべきだが、食糧について料理のレパートリーを増やすなどの理由がない限りは一時的な贅沢になってしまい次に繋がっていかない。
もう少し考えて、点ではなく線の消費を増やしていく。