不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

ハイ!備忘録

タイトルは好きなバンドの好きな曲をもじったもの。”ハイ!”と”文字数”しかあっていなけれど、曲調が今の心境を癒してくれるので少しでも自分を落ち着けるために取ってつけたようなタイトルにしてみた。

 

今私の前に立ちはだかる問題は2点。

  • 新人への仕事に対するスタンスの指導を誤っているのではないかという不安
  • 新人の仕事の進め方を教え間違えているのではないかという不安

 

共に新人絡みの問題だ。

 

・新人への仕事に対するスタンスの指導を誤っているのではないかという不安

前者はちょっと力を抜きすぎていたかもしれないという後悔だ。気楽に構えようぜ!というスタンスでいれば仕事に対する抵抗がなくなるし、場合によっては仕事が楽しいものだという積極的な姿勢を取れると信じていた。

しかし私の場合、これは試行錯誤をした上で行き着いた境地なので、初っ端から新人に今の私のスタンスを見せるとお客さんに対して舐めた行動を取ってしまう可能性があり、教育上よろしくないのではないかと思い始めた。

新人の持つ個性一つでその捉え方は大きく変わるとは言っても、仕事に慣れるまではもう少し大人しめな指導が望ましいのかもしれない。

そんなことを思いつつも会社や仕事が嫌だとは思って欲しくないので楽しく働ける環境作りには務める

 

 

・新人の仕事の進め方を教え間違えているのではないかという不安

後者はどちらかと言えばそもそも自身の仕事の進め方が根本的に間違っているのではないかという不安だ。細かい話は省くが、半分ボランティアで上手くいけば利益を生み出すことに繋がるかもしれないという暗黙の了解の業務がある。

私が入社した6年前は、というよりも3年くらい前まではその仕事は利益を生み出す可能性が低いので簡単に断っても良いとされていたのだが、若い人間が増えてきて部署としてフットワークが軽くなってきたことと、2年前に就任した新課長の手腕(知識の提供と話術)がすごすぎてボランティア仕事を確実に利益の出る仕事に変えてしまったと言う追い風もあって、なるべく断らないようにしていこうという風潮が出来上がった。

 

そうなると難しいのがその辺りをどこまで新人に任せるかという点だ。知識と話術さえあればボランティアがボランティアで終わらずに本業に繋がっていくし、新人の内で仕事があまりない状態であればそこに熱を入れても問題はないが、何ヶ月かして本業の方が忙しくなるとボランティア仕事にまで手が回らなくなってしまう。そんなときにお客さんから投げかけられるであろう

 

あの時はできたのに、どうして今はできないんですか?

 

という言葉が痛い。あくまでも想像だが。

 

逆に新人からするとどんなタスクでもどんどんこなして早く仕事を覚えたいという気持ちがあるだろうから本心を言えば時間を持て余すくらいであればどんなことでも主体的にかつ貪欲に進めて欲しいところだが、その内仕事量が増えてそんなことにまで着手していく余裕がなくなってくるのが目に見えている。作業を効率的に進めないとドンドン帰りが遅くなるし、そうなってくるとボランティアをしている暇がなくなってくる。

しかしそんな状況は新人たちには想像ができない。後々のことを考えれば過剰なサービスは辞めさせるべきなのだけど、そのサービスに時間を割いていかないと新人は育たない。

 

会社として一括でお断りということにしてしまえばそれで万事okなのだけど、それを断らないことで莫大な利益をもたらした先人がいる以上、無下に断るわけにもいかない

 

あの時はあの時、今は今!」というサービス業(?)にはあるまじき言葉を新人に使わせることができればそれはそれで問題が解決する。商品や資材だけでなく、時間も消耗品だ。黙ってじっとしていても騒ぎ駆け回っていても皆平等に消耗していく。どんなことにでも首を突っ込んでいく精神は大事だが、突っ込んだ首が抜けなくなる事態だけは何としてでも避けたい。その辺りのスタンスの使い分けも教えていくしかあるまい。

 

何にせよ新人はかわいいものだ。大事にしていく。