不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

サウナ

昨年末からサウナに入るようになった。

 

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冬の寒い時期に手軽に手を出せるレジャーはないかと考え思いついたのが温泉であった。温泉は意外とどこにでもある。流石は山の大国こと日本だ。

 

温泉は山奥にでも足を運ばないとたどり着けないものだとばかり思っていたが、自転車で30分もかからないところに気軽に通える温泉を見つけた。

 

夏真っ盛りの今読むような内容でもないのだけれど、冷えた体を温めてくれる感覚は最高に気持ち良い。元々他人と液体を共有するのが苦手ではあったけれど、最後に洗い流せば全てがチャラになると信じれば何も気にならなくなった。そしてその温かさはそういった欠点を補うだけの心地良さがある。

 

温泉の虜になった私はさらにサウナの沼にも嵌り込んでしまった。私の通う温泉にはサウナが備え付けられている。サウナはなんだか怖い人がたむろしていて、かつむさくるしいというイメージしかなかったのだが、ツイッターでフォローしている人がやたらと”サウナ最高”と言っているのでサウナについて調べ始めてみたらいつの間にかとてつもなくサウナが気になるようになってしまった。

 

どうやらサウナに入っていると”キマる”瞬間が訪れるようで、様々な悩み事や小さなことが頭から吹っ飛ぶというのだ。合法的に誰からも非難されない方法で楽になれるというのがどういう感覚なのか気になっていた私にとって、温泉についているサウナはまさに渡りに船であった。

 

最初は2分と持たなかった。

 

極寒の冬なのに汗がどんどん湧いて出てくる。それくらい暑い。とにかく不快であり、何度か立て続けにチャレンジしてみたのだが全く体が受け付けない。

 

こうして初回は挫折を味わうことになったのだが、温泉だけ楽しんで家に帰ってから調べてみるとどうやら水風呂を挟むことでその真価が現れるのだという。

 

水風呂を利用するという予習を踏まえた二回目のサウナはとても心地良いものであった。サウナ愛好家の方々が口にするキマるという感覚は未だに味わったことはないものの、煮えたぎった体を水風呂に浸す瞬間は気持ち良いし、水風呂で冷やしきった体をサウナでじわじわと温めていく工程も素晴らしい。

何度だってループできるし、何ならやめどきがわからなくなる。冷えたまま終わらせたら寒いまま終わってしまうし、暑い状態で冷やさないでいたら消化不良の感を覚える。

 

そんな贅沢なループが癖になってからは定期的にサウナに通っている。いつの間にか温泉が主目的ではなくサウナが主目的に変わってしまったくらいだ。

半月に1、2回のペースで通っているのであまり頻度が高いとは言えないけれど、すっかりはまってしまっていることに変わりはない。この暑い夏でも好んで行く程だ。大体が土日のどちらかに行くことが多いが、まれに仕事終わりの平日にさっと立ち寄ることもある。

 

清潔を保てるし、老廃物を強制的に追い出すことができるし、何もしないという時間を過ごすことができるしで、とても素晴らしい空間だ。これからもガンガン通う。