雑文的なものは全て毎日のnoteの更新で賄えているので、ここ最近は「雑文」と「チラシの裏」が機能していない。そもそもこのメインブログ自体、更新頻度も落としているので最近の記事数が少ないというのもあるが、しばらく先もこの2つのカテゴリが活躍する機会はそうはないと思われる。
辛うじて「雑文」に関して言えば記事のカテゴライズに困った時に使用することはあるだろうけれど、これまでの雑文とは異なるテイストになり、「やってみた」に近いものになっていくだろう。
それはそうと新調したパソコンが快適で非常によろしい。まずはキーボードが増築したものではなく純正のものを使用できる時点でかなり気分が良いし、進行についてもサクサク進んでいくので文章を打つのにも全く抵抗がない。長らく重さしか感じなかったweb版のTwitterも好調だし、WordやExcelもぱっと開く。非常に快適だ。
雑談はここで留めておく。
昨日、遂にドラマ版『ノーサイド・ゲーム』を見終えた。大泉洋が主演を務めている企業ラグビー部の存続をかけたお話だ。
2年程前の放送当時、かなり話題になっていたので気にはなっていたが、テレビを見る習慣がなかった為にみすみす見逃していた。2年が経過してアマプラで見れることを知って公開中に見てしまおうということで視聴に踏み切った。
年明け辺りの時間のある時期に一気に見進めて、残り数話というところで数週間のブランクが空いて最近に至る。そして昨日までの土日を利用して残りを浚ったわけだ。
ドロドロしているところは異常なまでにドロドロしているけれど、さわやかな部分はきれいすぎるくらいにさわやかなので、そのギャップがどうしても作り物ということを忘れさせてくれなかった。
ただし大泉洋の演技はかなり堂に入ったもので、
での演技の切り替えには目を見張るものがあった。
内面では弱いものを抱えていても、自分より強い人の前に出ると途端にキリっとして戦いの姿勢を見せるところにサラリーマンの在り方を垣間見たような気がした。
裏を返せば
しっかりしている人でも内面では弱いものを抱えている
ということになる。
度合に雲泥の差があるけれど、重松清の『幼な子われらに生まれ』という小説に通ずるものがある。「そのシーンいる?w」と思ってしまうような箇所が何度か登場するのだけれど、そこがサラリーマンの内面の弱い部分を忠実に表しているようにも思える。
もちろん『幼子~』の描写は私には理解できるレベルの話ではないのだけれど。
ちなみに映画版ではこのシーンが省かれているので、そういった意味で映画版は安心して拝むことができる。
『ノーサイド~』に話を戻すと、
- 監督を見つける段
- 主力の片割れだけがライバルチームに引き抜かれる段
- 敵役が終盤であっさり主人公サイドに加わる段
- 選手たちが監督に心を寄せていく段
- チームが短期間で強くなっていく段
についても全体を通じて「作り物すぎん?w」という感想しか抱くことができなかった。
それでも最後、ライバルチームに競り勝つシーンには熱くなるものがあった。やはり最終話だけあって相当気合が入ったのだろう。もちろん他の話にもそれぞれ気合が入っていて、だからこそ最終話まで見通すことができたのだが、常に薄いベールのようなものは感じざるを得なかった。
人におすすめできるかどうかと問われれば1時間×10話の計10時間が失われるので安易におすすめすることはできないが、ラグビーのシーンは素人目にはしっかりできているし、随所随所でぐっとくるパートが訪れるので、決して見て損はないはずだ。
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