”運動をしていない私の平行世界”というものを想像することがある。
30代に突入して間もなく1年が経過しようとしている。
30代と言えば立派な中年の部類で、肉体的な衰えを感じ始めたり、健康診断でB判定が出たりする年代だ。
幸いなことに10歳前後から常に運動が生活のすぐ傍にあり、今でも運動は生活の身近にあるどころか生活の中心に近いところに存在している。
洗濯や掃除などを生活に組み込むことを考えるのと同じように、運動をどこに入り込ませるかを日々模索している。
だからこそ運動不足とは無縁の生活を送ってこれた。
しかし今後いつ何時大怪我をして運動から遠ざかるかわからないし、激務に追われまくって運動なんかをしている暇がなくならないとも限らない。
そうなった時にどうなってしまうのか。これまでは運良く体を動かすことから離れずに生きることができたが、何かのアクシデントに襲われたり、生活環境が大きく変化し、運動から完全に乖離した時に私の体格や健康状態はどのようになってしまうのか。
元々太りにくい体質ではあったのだが、年齢が年齢なので10代やそれまでと比べると代謝は確実に落ちている。これまでこそ運動で代謝のペースを高いレベルで保っていたが、運動抜きではどうなるかは全くわからない。
運動をしないとどうなるのか。そしてこれまでどれだけ運動に支えられてきたのか。歴史にifはないように、個人史にもifはない。それでもこれまでの運動の貢献度合いを知りたいという探求心だけは確かに存在している。
そうは言ってもそんなことを確かめる術はなく、また運動を辞めることでの弊害も未知数と来ているので、老化を食い止めるためにも日々運動を行っていく。
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