不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

はたらく魔王さま!を観た

何やら面白いという話を聞き及んで観てみることにした。

 

 

現在Amazonプライムでも視聴できるので

 

 

公開している内に観てしまおう!

 

 

というドケチ根性を全開にして計13話を5日程で完走した

 

 

設定は良くある異世界転生もので、異世界の魔王が東京のはずれにやってきて、勇者に追いかけられながらも何とか生活をしていくというお話となっている。

 

 

主人公には魔王という役付けがある為、敵に追い回されたりはするものの、どこからどう見ても悪役には見えず、実際にWikipediaなんかを見ていると悪事を働いていたのは部下たちで自身はそこまで目が行き届いていなかったパターンであった。

 

 

品行方正で野心に溢れる良心を持った主人公が周囲の人間に認められ、時に敵の侵攻を受けたりしながらも真っすぐに突き進んで行くという所に俺TUEEEEE要素が見られるが嫌味な感じは不思議と受けない。むしろ周囲の女キャラに一切靡かず恋愛フラグが一切立たない辺りには好感を持つことができる。

 

 

もう少し世間知らず的な部分を押し出してくれても面白かったのかもしれないが、世間知らずキャラは別に存在するのでキャラがかち合うという心配もあったのだろう。

8年近く前の作品とは言え、やはりキャラ数がそれなりに充実していないと人気が出ないと言うことなのだろうか。

 

 

ちなみに放送当初から2期の可能性が謳われていて、円盤の販売枚数が平均で11,000枚を超えているという事実がその裏付けとなっている。

アニメの続編が期待される枚数は5,000枚超えがひとつの基準になるということなので、そのラインは十二分にクリアしている。

 

 

ao-bara.com

 

 

詳しくは上記のブログ様で言及されている。作者自身も1期終了後からずっと2期を希望していたそうだ。原作は昨年の夏に終了しているが、9年に渡る連載に対して1期分しかアニメ化をされていないので、何クール分ものストックが揃っていたことは容易に想像つく。上記のブログ様との情報を合わせると7クール分(連続で放送しても2年にちょっと届かない程の分量)のストックがあったと言っても過言ではない。

 

 

野良の掲示板を見る限りでは版権がどうのこうのという問題があったとのこと(それで続編の制作が遅くなった)でファンが冷めかけているという声が上がっているし、その他様々な情報を観測することができる。

 

 

  • 原作のラストがアニメの雰囲気に引っ張られている
  • 続編の出題範囲が原作ではあまり人気のないパート
  • ポスター的にも異世界あたふたものから子育てものへと鞍替えしている
  • 間を空けすぎ

 

 

それでもアニメファンが放送後に土下座をする様をよく見かけるのでどう転がるかはクオリティ次第なのではないかとも思う。何はともあれ評価できるのは実際に観てみてからということになる。

 

 

それからどの作品にも当てはまるが、ニコニコなどで他の視聴者からのツッコミを含めて観るとより一層面白さが出てくるタイプの作品であった。特に単独では拾いきれないネタをコアなファンが拾ってくれるとその魅力は最大限に引き出される。

 

 

小ネタは様々あったが8話のコーヒーのミルクを飛ばすシーンは顕著な例だろう。後から知ったが、ニコニコで見ていたらもっと笑えただろうというのは容易に想像がつく。

 

 

 

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出典:【かいがいの様かいがいの : はたらく魔王さま! 8話 「勇者、修羅場に突入する」 海外の感想

 

 

主人公サイドを含め、キャラが皆かわいかったというのもこの作品の魅力のひとつとなっている。

 

 

おすすめの一作だ!

 

 

 

はたらく魔王さま!(1) (電撃コミックス)