不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

洗剤を変えて、夏の感触がした

いつもの洗剤が置いていない。良く行くスーパーに寄ったついでにいつもの洗剤を買おうとしたら、扱いが少なくいつもの洗剤が売られていなかった。いつもの洗剤はこれと言って珍しい製品でもなくどこにでもあるような洗剤だったのだが、そもそもそのスーパーに売られている種類が少なかったのだから仕方がない。それにいつもの洗剤は普段最寄りのドラッグストアで購入しているので、いつも通り近所で買う方向に切り替えてスーパーでは洗剤は買わないでおいた。

 

その後、自宅から徒歩1分とかからない近所のドラッグストアに向かったのだが、いつもの洗剤は置かれていなかった。しかしいつもの洗剤の亜種は売られて、特に気に入っていつもの洗剤を使っているわけでもないので、今回はその亜種を買ってみることにした。

 

その亜種と言うのがどうやら新製品らしく、店頭での扱われ方が派手であり、買うならこれですよ奥さん!と言わんばかりの雰囲気を発していた。普段はテレビを見ないのでピンと来ないが、お昼の時間帯にテレビCMでこれでもかと流れている可能性もある。自分の知らないところで未知の世界は回っている。

 

無臭で洗剤の残りが出ないというのが売りらしいが、これと言って新しい宣伝文句でもない。頻繁に改良版が世の中に押し出されてくるが、その何年もの積み重ねが何年も前よりも素晴らしい世の中を作っているのだろうか。少なくとも私が実感している範囲では世の中はそう大きく変わっていないように思えるし、洗剤の効力もさして変わっていないのではないのかと疑ってしまう。

 

それでも毎年同じようで少し違う季節がめぐって来る。同じような感触を齎すけれど、そこで起こる出来事は毎回少しずつ異なり、我々はちょっとずつ前に進む。

 

今年も夏の感触がした。