不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

駐輪場迷宮

何年か前までなかった駅前の駐輪場乱立し出した。

何年か前までなかった」というフレーズを使えるくらい長く住んでしまったのだなぁとしみじみ思いつつも、事実として駐輪場の数が圧倒的に増えた。

 

今までは一応駐輪場らしきものが駅前に一ヶ所だけあったのだけど、そこは常に大量の自転車が停められていて、いつ立ち寄っても入れなかった。早朝と深夜は駐輪率が100パーセントで、日中はそれが150パーセントに膨れ上がっているといった具合だ。

とてつもなく狭い空間に通路もなくなってしまう程に自転車が殺到するというのがその駐輪場の日常だ。たまに日中でも空いていることがあると思いきや、管理のおじさんがいて「これ以上停めるな!」と静止してくる。

上記の様に土日関係なくいつでも停められない駐輪場が一ヶ所あるのみで、それ以外で自転車を停めようと思ったら駅前駐輪場という名前はついているけれど駅から徒歩5分もかかる駐輪場を使用しなければならなかった。

 

しかしここ数年で状況は一変した。

 

空地に駐輪場専用の公営の建物が出来上がり、そしてその周辺にはそれとは別の営利目的の駐輪場が建ち始めた。最初の内はどこもかしこも同じ金額(24時間100円!)で運営されていたのだが、この1年くらいでその設定に差が開き始めた

 

屋内駐輪場は公営の建物なので金額に変化はないが、その他の駐輪場は完全に営利目的の駐輪場であり運営方針も相当しっかりしているようなのでニーズに合わせた金額設定となっている。8~14時間くらいの駐輪で100~200円を取る仕組みになっているのだ。しかも駅から少し離れていると24時間100円設定なのに、駅近だと12時間200円設定だったりするから厄介だ。

 

通勤時間も含めると駐輪時間が12時間を超えることもあるので、駐輪で1日400円払うことになるのは大きな痛手でしかない。その辺も利用客の動向を読んで設定しているのだろう。何とも商売上手だ。

 

そんなに料金に文句があるのなら駐輪しないような手段を取れば良いだけだし、百歩譲って公営の屋内駐輪場なら24時間100円で済むのならそこを使えば良いではないかという反論もあるだろうけど、そういうわけにもいかない事情がある

 

一般的な目で見たときに屋内駐輪場を使用しない理由は只一つ、急いでいるときにわざわざ建物に入ってどうこうするというのがちょっとしたタイムロスに繋がる可能性があるという点だ。しかしこれは数分だけ家を早く出ることで解決できる問題なので、そう深く考える必要はないだろう。

 

しかし私の場合、事情が異なる。これは完全に私のせいなのだが、乗っている自転車のタイヤの口径が一般的なものよりも少し大きい。そのため、駐輪場の入り口のセンサーで感知されずに中々入れないという事故に見舞われる。

しかもそこはバイクも停められる駐輪場で同じゲートを通過するということもあり、高確率でバイクとして認識されてしまう。その度に係員の方に事情を説明してチケットを取り換えてもらうのだけど、それが非常に面倒だし係員の方が運悪く捕まらなければそれこそ大幅なタイムロスに繋がってしまう。それを恐れてなるべく建物の方の駐輪場は使わないようにしている。

 

自転車オンリーの駐輪場であればセンサーは否が応でも自転車として認識してくれるので安心して利用できるが、そういう駐輪場に限って値段が少し張るし、何よりも野ざらしの駐輪場に停めるというのがネックだ。

 

安心して建物内に駐輪したいし、安く済むところを使いたいが、その内引っ越す可能性だってあるし、もう少し我慢してみよう