不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

未知なる領域

上には上がいる。

今まで調子に乗っていたと猛省した

 

先日、フットサルをしてきた。そこにチーム参加の団体がいた

集まれる人同士で集まってやりましょーというゆるいコミュニティに属しているのだけど、稀に5人程度のチームで参加する方々がいる。

 

チーム参加される方々は普段集まっているだけあって連携が取れていて、適当に集まっている即席チームに近しい我々よりも実力は数段階上なのだけど、プレーの上でマッチした時に圧倒されるということは殆どない。特に私個人としてはディフェンスに力を入れているのでマンツーマンではまず負けないという自信がある。

 

 

しかし先日のフットサルでは惨敗を喫した。

 

 

そもそも私が今までやってきたのはサッカーの延長であってフットサルではなかった。一方で相手はフットサルを仕掛けて来てフットサルという競技できちんと勝利していった

細かく的確なパス回しでじわじわと前に上がり出してきて、ゴール前に近付いてからは狭いスペースをセンチ単位の早いパス回しと足下の技術で打開して軽いシュートで簡単に点を決めていくという華麗なスタイルであった。

 

私はこれまでスルーパスダッシュの繰り返しで攻めをして、守るときはなるべく一人で複数人を対応できるようにドリブルにもパスにも対応できるポジション取りと構えを心掛けてきたのだけど、今回は気を抜くとその隙をついて確実に抜き去られるし、気を入れっぱなしでも早いパスで打開されてしまう。時には股抜きであっさり置いてけぼりにされることもあった。

 

それからひとつひとつの行動に無駄が見られなかった。端的に言うとパスがめちゃくちゃ上手かった。何気ないパスのコースやスピード全て意味が込められていた。数センチずれていてもスピードがこれ以上速くても遅くてもここまでの効果が上がらなかっただろうなというくらいの理想的なパスが供給されていた。なんとなく出しましたというパスが全くなかったのだ。

 

もちろんブラフとしてのパスは何本もあったけれど、それだって隙を作り出すための手段であるし、なんだかんだでそのパスにおびき寄せられてできたスペースを少しずつ埋めていくことで徐々に前線に上がられてしまっていた。

 

パス回しもドリブルも完璧すぎてこちらが攻め入る隙は殆どなかったので相手のディフェンスの完成度は殆どわからなかった。きっとディフェンスも的確なのだろうけれど。

たまに訪れる攻めのタイミングでも基本的にディフェンスはなんとなーく手抜きをしてくれている感じはあった。一度ちょっと本気を出しているという場面が見られたのだけどチェックが凄まじく速かった。寄せるタイミングもスピードも急すぎて現在の我々の実力ではそれに抗う術がないくらいであった。

 

普段ゆったりとした環境でやらせてもらっていてそれはそれで幸せなことなのだけど、たまには刺激的な対戦をするのも良いとしみじみ感じた。もっとのめり込んでいこう。