不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

大好物を食べられるのは今だけかもしれない

油そばという食べ物を知っているだろうか。

 

 

私の20代で最も衝撃的だった食べ物だ。20歳を超えて食べ物に驚く機会はそうそうない。それだけこの油そばという食べ物は別格だった。

 

油そばを一言で言ってしまうと

 

 

スープのない新感覚のラーメン

 

 

である。

 

 

スープがない分、なんだかぱさぱさしてそう。

もしくは油と冠しているくらいだからギトギトしていそう。

 

 

そんな感想を持たれるだろう。店によってテイストの差が激しく異なるので、そういったパターンもあると思われる。

しかし私が贔屓にしているお店はそのどちらの要素もなく、つるっとしていて非常に食べやすい

 

 

ちなみにそれがこちらのお店だ。

 

 

www.kasugatei.com

 

 

関東圏のみの展開かと思いきや、意外にも東海や関西にも進出している。これぞ人気の証だ。

ちなみに私の定番は「炙り角切り肉しょうゆ油そば」だ。肉と麺に対して真剣に向き合うことのできる一品なのだ。

 

 

とにかくここの油そばがとても美味しいのだが、ふと客席を見渡すと若者ばかりであるということに気が付く。

 

 

立地的にそういうものなのかな

 

 

と思っては見たものの、やはりラーメンに分類される食べ物である以上、ある程度の年齢に達してくると段々とこのような食べ物から離れて行くのではないだろうか。

 

 

私はまだ30歳なので初めて食べた時から変わらず、ずっと美味しく楽しませてもらっているけれど、ここから5年10年経った時に最初の一口は良いけれどそれ以上はご勘弁・・・なんていうことになっているかもしれない。

 

 

そう考えると年間を通しての旬だけではなく、一生を通しての旬というものも存在することに気付く。

 

 

若いからこそ今が全てという感覚が備わっているが、一歩踏み出すとそこから見える景色は異なるかもしれないし、その立場まで上がるともうこれまでの場所には下がることができない。

 

 

だからと言って失うものに落胆するべきではなく、それぞれの立ち位置での旬が存在するのであれば、各フロアを堪能してしまえば良い。失う分、拾うことのできるものもある。

今はまだそんなに美味しいと感じないものがいつか大好物に変貌する可能性だって大いにある。

 

 

”というものをもっと意識して今しか楽しめないものをしっかり味わいつつ、新しい変化がないか定期的に挑戦し、発見を重ねて行く。

 

 

 

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