スマートウォッチ?スマホの子機みたいなもんじゃないか。
ランニング用の道具?そんなもん必要ない。
どちらも過去の私の意見だ。
しかし本日、その両方の意見を否定する行動を取った。
ランニング用のスマートウォッチを購入したのであった。
今回購入したスマートウォッチ「Amazfit Bip U Pro」
購入に至った根本的な要因は2点ある。
ランニングのペースとコースでそれぞれ問題が発生している為だ。
ペース
ここ最近ランニングに出掛けるペースにばらつきが生じるようになってきている。宅建なり執筆なりに取り組みたいという気持ちから退勤後自宅で過ごす時間を増やしていることが原因だ。
コース
この前の秋口にメインのコースとして据えている大きな公園を走っている最中、ブタクサの花粉にやられてしまいえらい目に遭った。そんなことからランニングコースの変更を余儀なくされ、未だにランニングコース難民と化している。
そんなことからランニングに対する慣れとそもそものコースに対する慣れがなくなり、わかりやすく表現すると毎回新鮮な気持ちで取り組んでいる。
これまでは「いつものペースを上回るくらいのつもりで走る」というところを目標にしていたのだが、ここ最近はそのペースを掴みづらくなってしまっている。ものさしがなくなったことによりランニングコースどころか、ランニングをすること自体がふわっとしたものになりつつある。
このようなシチュエーションから、ペースなどを適格に把握するべく、ランニングウォッチを欲するようになった。
走れさえすれば良いという時代が終わり、より良いランニングスタイルを目指す時代に突入したのだ。
コースさえ定まっていればストップウォッチで計測することで今回の問題は解決したのだが、そのコースすらふわっとしている状態だったということもあり、いつどこを走ってもきちんと自身のペースを計測できる状況を作り出す必要があった。
そこで白羽の矢が立ったのがスマートウォッチだ。これまでは「スマホの子機に色々と余計な機能が付いた何かしら」というイメージしかなかったが、調べれば調べる程に今回の私の欲しているものに合致しているということがわかった。
但しスマートウォッチと一口に言っても
機種によって性能が大きく異なる。
3,000円から購入できる言葉通りのスマホの子機のような機種もあれば、10万近くするけれど自身のコンディションを全てきっちり把握できる最強の機種まで幅広く存在する。
正直、10万近くのものを買えば私の求めているものは完全にカバーできるのだが、手に余す確率が非常に高い。なにせランニング時のペースさえわかれば良いわけで、普段使いにするつもりはない。ランニングをして汚れてしまうようならば日常では使えなくなる(※記事の終盤で訂正を加える)ので、機能が富んでいる程、オーバーペックの代物でしかなくなる。
かと言って3,000円の機種ではランニング時のペースなどは測ってもらえず、あくまでも
走り始めにボタンを押し、走り終わってはまたボタンを押し、そうすることでランニングに費やした時間がわかる
と言ったいわゆるストップウォッチの機能しか果たしてくれないような機種しか存在しない。
随分原始的ではあるが、スマートウォッチという条件を外すと高性能なストップウォッチ機能付きの腕時計が出てきたりもする。
ちなみに値段別でざっくりと性能を示すと
3,000円~・・・スマホへの通知がわかる。おまけのおまけでストップウォッチ機能も付いている。スマートウォッチとしては最低限の機能なのだろうけれど、確実にランニングウォッチではない。
10,000円~・・・上記に加えてランニング時の走行ルートなどを示してくれる。但しGPS機能付きスマホを持ち歩き、そこで詳細な情報を拾ってもらう必要がある。スマホさえ持ち歩けばランニングウォッチとしての価値を発揮してくれる。だったらスマホで良くない?
40,000円以上・・・上記に加えてスマホを持ち歩かずともGPS機能も付いてくる。さらに常時身に付けていることで生活リズムの向上の為のアドバイスなんかも密接に行ってくれる。
といったステージ分けとなる。
しかし、今回私が購入した「Amazfit Bip U Pro」には40,000円台以上の機種にしか搭載されていないような驚くべき機能がある。それが
スマホなしで勝手に走行ルートを記録してくれる
という機能だ。スマートウォッチ本体にGPS機能が付いているのである。
(似たような機種が複数存在する中でProと名の付くものだけが持つ機能なので要注意だ!)
”ランニング時は余計なものを持ちたくない派”の私にとっては最善の機種であった。しかも値段も15,000円程度なので、破格の機能と言える。
スマホは自宅に置いておいて、このランニングウォッチを手に巻いて走りに出掛けることができる。最高過ぎる。
使用方法は非常に簡単だ。
1.ランニングへの出発前:
Amazfit Bip U Pro本体でランニング開始のボタンを押す。
2.走り終わった後:
物理ボタンを2秒程度長押しをすると、それだけでランニングの記録が付く。
(ひとつしか付いていないので間違えようがない)
3.その後暇な時にでも:
スマートフォンに落とした専用アプリでAmazfit Bip U Proとデータの同期をする。
するとスマートフォンに走行距離、ペース、ルートが自動で記入される。
このペース表示がめちゃくちゃ心強い。どんなコンディションでも走行中にペースを確認することで自身の真のコンディションを知ることができる。気分ひとつでコンディションの捉え方はいくらでも変わって来るが、数字が嘘をつくことはなく、錯覚に陥る心配もない。
数値化=可視化されるというのはなんと素晴らしいことだろうか。遅れていたり速すぎたりする時も適格に自身のペースを掴むことができる。
唯一の問題と言えばこれが中国産ということだ。今回の商品を開発した企業はアメリカとひと揉めしたらしく、その際には
国の為に働いているわけではないので安心です
的なことを表明したらしいが、国の体制が体制なのでどこまで信頼できるのかはわかったものではない。現にセットアップだけで90分程要したので、もしかするとその際にスマホのデータを抜かれていた可能性だってある。安さに惹かれた分、何か大切なものを見落としていたと言う可能性は否定できないが、今更気にしたって仕方がない。
いずれにしても自身のコンディションを正確に教えてくれる優秀なツールなのだから、これからも大切に使っていく。ちなみにサイクリングや散歩の時なんかもあれこれ教えてくれるし、スポーツ全般で活躍してくれるので、スマートウォッチにはあまり興味がないけれど、自身の運動時の状況を知りたいという人にはおすすめの一品となっている。
お金があり余っている人は必要最低限のこの機種ではなく、Apple WatchなりGarmin製スマートウォッチなり、たとえオーバースペックでも十分な機能を持つ製品を購入されることをおすすめする。
あと個人的にあまり利用しない機能なので敢えて書かなかったが、睡眠時に装着することで睡眠の深度を測ってくれるそうだ。
ちなみに上記※箇所の訂正にはなるが、今回の機種には防水性能がある。つまりランニング後などに洗うことで清潔さを保ったまま使い続けることができ、就寝時に布団周りを汚す心配はなくなる。
10,000円を超える機種であれば大抵の場合防水機能が付いているのでこの汚れてしまう問題は基本的にクリアできてしまう。
ランニング時の感想については何回か走り込んでからまとめることにする。取り急ぎ購入直後の感想まで!
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