現地に着いた。夜行バスは毎度想像のひと回りほど疲れが取れない
— 鷓鷺 (@syarokusuke) September 22, 2022
夜行バスで移動の上、現地を堪能し、日帰りでまた関東に戻って来るというやつをやって来た。
今回の目的地は・・・!
ここ数ヶ月の憧れに会ってきた pic.twitter.com/15gc1M2Zgs
— 鷓鷺 (@syarokusuke) September 22, 2022
なぜ行った
今年の春辺りから、雑誌なんかで人の部屋の様子を見るのに嵌っている。元々の職業柄そういったことへのこだわりはあったものの、「転」をしてからも気になり続けている。そしてなぜかそのピークが今年の春に到来した。
人の部屋を眺めていると結構な率で「太陽の塔」が置かれている。皆で示し合わせたかのように棚に飾られている。ぎちぎちの本棚にいることもあれば、すかっすか気味のサイドボードの上に鎮座していることもいる。とにかく奴とのエンカウント率が妙に高い。
これまではやつを特に好んでいたことはなく、むしろ気持ち悪いものとしてのカテゴライズがなされていた程なのだが、こう何度も対面していると徐々に気になって来るもので、しまいには段々と部屋への飾りたさのようなものまで湧き上がって来てしまった。
ネットで調べてみるとサイズに応じて値段はピンキリのようではあるが、基本的にそう高いものではなかったので「是非とも買い求めよう!」という機運が最高潮に達した。
しかしそこで疑問に思う。
現物が実在していて、かつ観に行けなくはない場所にあるのに、それを見ずにレプリカだけ求めても良いものなのか。
こうして私はなけなしの有休を利用して吹田の土地へ向かうことにした。
行ってどうだった
そもそもこういった長距離旅が久しぶりだったのでテンションが上がりまくった。そしてなるべく平日の人が少ないようなタイミングで訪ねたかったのでわざわざ有休まで取り、かつ泊りの旅にはしたくなかったので行きは夜行バス、帰りは新幹線というスタイルをチョイスし1日で完結するような工程を組んだ。
事前に予約が必要とのことだったのでチケットの確保→バスの確保という手続きを踏み、体勢は万全に整えた。
深夜に関東を出て、大阪の地に到着したのは朝の9時前。出勤前の社会人たちが道を行き交う中、軽装の私は身を小さくして万博公園へと向かった。しかし最短で向かったわけではなく、途中の地理を自身の目で見ておきたいのと、シンプルに交通費を削りたいことからモノレールには乗らずに電車の駅の最も近い所で途中下車することにした。
モノレールの万博記念公園駅ではなく、電車で行ける山田駅で降り、そこから歩くことにした。
Google先生のお導き通りには進んだものの、正直地図上の青い点の所で途方に暮れかけた。なにせ先の方に一面の緑地帯が見え、明らかにその中に太陽の塔があることはわかるのだが、そこに渡る方法がわからないのだから。
画像に収めていないのでお見せすることはできないが、すぐにでも万博公園に入りたいのに徒歩で向かうと入り方がわからない。結局万博記念公園駅まで移動してそこから向こう側に渡るしかない。ちなみに万博記念公園の縁には高速道路が走っている。そうは言っても歩いていればその内辿り着くことができる。
もう大きいこと大きいこと。でっかいコンクリートの塊であった。
内部は2018年3月19日より、48年ぶりに一般公開が再開されている。元々は大阪万博の際の特別展示として公開されていたがその後、内部は閉鎖されしばらく日の目を見ることがなかった。しかしこの度内部をほぼ当時のようにお直しがなされて、私たち一般人も立ち入ることのできるようになったというわけだ。
ツイートの埋め込み画像の通り、神秘的な世界が広がっていた。下部は未熟な生物からスタートし、螺旋状の階段で上に上がるにつれて生物の模様がどんどん動物チックになっていく。
だからなんだと言われればそれまでなのだが、こういったものを発想し、形にする力が凄まじい。「芸術は爆発だ」と言う言葉を紡ぎ出したことにも頷ける。
ついでに何を見た
その後は近隣の博物館にも立ち寄った。
千葉にも似たのがあるけれどこちら大阪のは国立民族学博物館。みんぞくがくの『みんぱく!』千葉のは国立歴史民俗博物館。れきしみんぞくの『れきはく!』 pic.twitter.com/XGBqEygiyZ
— 鷓鷺 (@syarokusuke) September 22, 2022
こちらもずっと訪れたかった場所で、千葉にある歴博を知ってしまうとどうしても来たくなるポイントのひとつとなっている。あれだけのボリュームの博物館を楽しむと、西にある同じような名前の場所も気になってくる!ということで、東の国立歴史民俗博物館に対し、西の国立民族学博物館も当然のように気になる。
東の方は日本がメインの民族博物館だったのに対し、西の方は世界の民族がメインの展示となっている。こちらも1日がかりでないと見切れないボリュームとなっていて、お昼から参上した私には少し時間が足りなかった。それでもたっぷり5時間堪能した。
色々な国の古い文化や、各国の楽器などまで、幅広く人々の暮らしを知ることができる。これはこの記事の最初の方にも上げた人の部屋覗きにも通じるものがある。生活スタイルを知ることから得られる発想がある。
武蔵野市に存在していた喫茶店のレガシィ。比較的ご近所ということもあり思わずパシャり。『もか』は2007年12月に閉店している pic.twitter.com/lDvEbE9hhy
— 鷓鷺 (@syarokusuke) September 22, 2022
なぜか比較的ご近所の地名が出て来てびっくりした。
まとめ
こうして2ヶ所を巡った後は梅田の町をぷらぷらとして、たこ焼きなり何なりをちょこちょことつまんでから帰路についた。正直、この記事だけではメインどころ以外の細かい所が全然拾えていないし、その辺りにこそ生命のようなものが宿っている気がするので、撮った写真を元にもう1本くらい記事を上げてみるのも良いかもしれない。
人とお話をしながらの旅ではなかったので自発的な発見以外はなかったが、色々と面白いものを見ることができた。そして慣れない大阪の地のことが少しはわかった。とは言えまだまだ見足りない土地であるので、いつかまた訪れることとする。
おまけ
自由軒のカレー
大阪でのカレーと言ったらこれ!というくらいメジャーのようで、人気が高い。人によっては「そんなに騒ぐ程のものでもない」と言う人もいるが、私は好みであった。近所にあったら多分リピートする。オプションで選べる揚げ物も良かった。昔の洋食屋のカレー特化版!のようなイメージ。良い所!