不定期な日記帳の遺構

はてなダイアリーで運用していた「不定期な日記帳」の遺構の上に成り立つ2019年3月より再始動したメインブログ

日常から離れて精神的に病んでいたのだということを実感した

実家を出たのが2014年。

就職と共に一人暮らしを始めた。もう6年目も終わろうとしている。

 

毎年、暮れには実家に帰ることにしていてこれが恒例の行事になっている。しかし今年はいつもは得られない安心感を得た。理由はよくわからないが、どこかにみんな年を取ったと言う実感もあったのかもしれない。

年を取りはしたものの、ちゃんとここにいるぞと。

 

実家から通うのはとてもきついし、そもそも実家と職場が近かったとしてもそこから通うというのは嫌なものがある。根本的には一人が好きだし、ごちゃごちゃとしたものに惑わされると恐らく日常に押し潰されてしまう。価値観の異なる人たちと暮らすというのはとてつもなく重たい行為だ。

 

それでも家族と顔を合わせられるというのは良いことだ。

あと何回会えるのか、恐らく数え切れるほどしか会えないのではないかという恐れも含めて、できる限り会いに行きたいという思いも込みで。

この人たちが今後背負うものとこれまで背負ってきたものを空想すると余計に物悲しくなる。人生ってなんだろうね。

また今年の暮れに会いに行こう。絶対。

 

 

それはそれとして、一人暮らしの自宅も良い。日常には戻って来たけれどもう少し休みは続く。一人だとなにものにも束縛されずに済む。

 

実家に帰り安心感を得て、自宅に戻り更なる安心感を得る。恵まれているなとしみじみ思う。

それからこの実家→自宅という流れの中で、これまでいかに疲れていたかが良くわかった。一歩ずつ歩いていくごとに見えない鎧を下ろしたかのようなほっとした感覚があった。日々に毒されているな。

 

もう少し肩の力を抜くことは大切だとはわかりつつも、このギャップがあるからこそ平常運転をできているのだという自覚もある。

 

年末年始を通してちょっとは人生というものを見つめ直すことができたのであった。